ふわふわ派ですか? しっかり派ですか?

うなぎの蒲焼きは、
関東スタイルと関西スタイルのどちらが好きですか?

愛知県から関東に引っ越した8年くらい前、
うなぎの蒲焼きを食べて、驚いたことがあります。


だって、うなぎがふわふわなんですよ。
身も皮もふっくらしていて、
「私が今まで食べていたのと違う!!」
と、予想していた食感と異なっていたので
ショーゲキに近いものを感じました。


とはいえ、これは
“おいしくて、うれしい驚き”。
「これはこれでアリだなぁ、すごくアリ」と。
関東のうなぎは、
白焼きにしてから、蒸して、タレをつけてまた焼いているんですね。


岐阜・愛知で食べていた「うなぎの蒲焼き」は、
蒸さずに焼くため
皮はかためですが、脂がそれほど落ちないので濃厚なお味


もともとうなぎは、私の大好物です。
名古屋の「ひつまぶし」は、有名ですが、
この濃厚なうなぎのお味がいかされた食べ方なんですよねぇ。

(初めて読んだとき
「ひまつぶし」と読んだ方、多いですよね?笑)


蒸しの工程が入るだけで、
こんなに違うんですね。


よく関東と関西では、ウナギの割き方から違うといいます。

関東と関西では、
うなぎ割き(割き包丁)から割きかた、焼きかたまで異なる。


関東では、背開きにして二つに切って竹串を打ち、
白焼きにした後、蒸してからたれをつけて焼く。

一方、
関西では、腹開きにして有頭のまま数匹並べて金串を打ち、
たれをつけて焼く


『改訂 調理用語辞典』社団法人全国調理師養成施設協会


先週末は、うなぎで有名な浦和(さいたま市)で
うなぎを食べてきました。


浦和に住むお友達には、
山崎屋」と「満寿屋」をススメられ、
今回は、なんとなく「満寿屋」へ。

(またもや食べるのに夢中で写真を忘れてしまいました……)


まさしく“関東のうなぎ”って感じで、
ふわっとしていて、香ばしさもあり、
たれの濃さも良かったです。


うざく(うなぎの蒲焼きときゅうりの酢の物)も
おいしかったです。
(夫は、色絵の器を妙に気に入ってました)


早めの時間だったせいか
客層の平均年齢は比較的高く、
お店も落ち着いた雰囲気。
しかし、かなり結構混んでいました。


お店の方がテキパキしていて、
好感がもてます。


思い出したら、
またうなぎが食べたくなってきました(笑)
関東のふわっとしたうなぎも好きですし、
香ばしくしっかり焼いた東海のうなぎも大好き。


夏に実家に帰ったときは、
うなぎを食べよっと。


うなぎは、

成分は、良質のタンパク質や脂質、
ビタミンA・B1・B2を豊富に含む。


『改訂 調理用語辞典』

のだそうです。


うなぎだけでなく、
関東と関西の違いは、
おでんやうどん・そばのつゆや
肉じゃがのお肉は関東は豚肉を使うことが多く
関西は牛(東海地方も)を使うことが多いとか。


いろいろあって面白いですね。



【今日の1%】


地域の食文化を意識してみよう。