今週の読書記録<6月-3>

木曜は読書記録の日。
今週読了したのは1冊でした。
(09年目標100冊。現在56冊)


今週はちょっと少なかったですね。
読みかけの本は2冊あり、
その両方が厚め。
特に片方は、私にとっては少々難しい。
とはいえ、仕事にも役立って興味深いので、
最後までちゃんと読みます。


今回紹介する1冊は、
実は今週読んだ本ではありません。
ですが、自分が記録として残しておきたいし、
印象深い本だったので、
今日はこの一冊を紹介します。


『一勝九敗』(柳井 正)


ユニクロを急成長させた柳井正氏の本で、
単行本は03年11月に発売され、
今回私が購入した文庫本は06年3月に発行されているので、
読んだ方も多いと思います。


ユニクロはスゴイとは思っていましたが、
柳井さんはやっぱりスゴイですね。
何がスゴイって、
私が特にスゴイと思ったポイントは次の3つです。

1.スピード感ある行動
2.言葉の定義をしっかりして、雰囲気にのまれない
3.夢・目標を達成するという情熱


行動というより、
突進」といった方がいいかもしれません(笑)
また、人の才能を見出し、融合させ、惹きつける力も感じました。


2.の「言葉の定義」とは、例えば次の通りです。

経営者とは、しっかりした目標を持ち、
計画を立て、
その企業を成長させ、
収益をあげる人のことだ。

「到達」とは視聴者が共感してくれて、
われわれが伝えたいと考えていることが伝わり、
結果が思い通りになるということだ。

極論すると、商売というのは実践である。

端的に言えば、われわれいとってファーストは
即断即決という意味。
間違ったり失敗してもいいから、
早く判断して早く実践するべきだと思っている。

ユニクロの至上命題は、
常に低価格高品質を自社の力によって極め、
実現することだ。


モノゴトをあいまいにしないで、
明確な言葉を使う方だと感じました。

他にも、赤線が引くところがいっぱい。

目標は低すぎてはいけない。
到底無理だと思われる目標でも、
綿密に計画をたて、
それを紙に書き、
実行の足跡とつねに比較し、修正していく。
そうすれば大概なことはうまくいく。
大事なのはあきらめないことだ。

何回失敗しても、その都度失敗を修正しながら、
めげずにやっていくという覚悟と態度が必要だ。

ものには必ず
「チャンスとリスク」がある。
その両方を認識した上でチャレンジすることが大事だ。
個人にも同じことが言え、
チャレンジしない人には「成功」は無い。


また、何よりも、
自分も目的も見失わず、
客観視でき、正しく評価できるのも、
スゴイです。


先日の「日経ビジネス」では、
ユニクロを特集してました。
トヨタの日本的モノ作りとリンクさせながら
ユニクロを分析していました。


今、間違いなく強い会社の一つであるユニクロ
その経営哲学を一片を垣間見ることができる本でした。


【今日の1%】


即断、即決、即実行!


言葉をちゃんと定義して使う。
(あいまいなままに使わない)