「食」と感性

ちょっとしたきっかけで、
何かのエンジンがかかることがあります。


私が今回かかったエンジンとは
「料理のやる気」「食事との向き合い方、意識」です。

私のデザインレベルがまだ未熟なアシスタントの当時、
よく言われたのは
「良いデザイナーになりたければ
 食べるものと着るものに気を使え」

ということです。


<中略>


食べることで感度を上げられない人は、
クリエイターとしては
なかなか苦戦を強いれれる場合があります。


『視覚マーケティングのススメ』ウジトモコ著


『視覚マーケティングのススメ』を読み、
仕事に関して、いいヒントをいただきました。
背中を押してもらったところ、
共感するところがあって、
私には、勉強にも励みにもなる本でした。
出会えて、とてもよかった本です。


そして、仕事のことだけでなく、
前述の「食」に関する部分も、とても印象的でした。
何といっても、私のエンジンがかかったくらいですからね。


ちなみに、
「料理のやる気」「食事との向き合い方、意識」が高まったとはいえ、
スゴイ凝った料理を作る気になったのではなく、
もっと「ていねいな食生活」を送るということです。
ご飯とお味噌汁にちょっとしたものでもいいのです。


インスタントやでき合いのものに頼らないということ。
添加物がたくさん入った加工調理食品に頼りすぎず、
ていねいに、手際よく、ちょっとしたこだわりを持ったものを
時にはとてもシンプルに、時には手をかけて
おいしくいただくということ。


インスタント食品を買うことはあまりないですが、
最近、でき合いのもの、簡単調理品には、頼りがちでした。


でき合いで歩む女の堕落の道


とは、桐島洋子さん(『聡明な女は料理がうまい』から)のおコトバ。
さすがバサッと切りますよね。


私は、「食」を特に大切に暮らしたいと思っているハズなのに、
ブログにはもっと「食」についてかくハズだったのに、
どんどん“堕落”していた・・・・・・?

インスタントやレディメード食ばかりと
なりふりかまわずナレ合っていると、舌ばかりか、
すべての感性が貧しく薄っぺらなものになっていくだろう。

『聡明な女は料理がうまい』桐島洋子


「ちゃんと料理をつくりましょう」よりも、
“感度”とか“感性”が貧しくなると言われると、
急に襟を正した、単純でわかりやすい私です。


栄養や健康のためだけでない、
感性を上げるための「食」。


奥深いです。


楽なものに頼りすぎるということは、
何かを失うことかもしれません。


でき合いのものに頼り過ぎてはいけません。


【今日の1%】


「食」は、感性も磨くことを意識する。