今週の読書記録<8月-3>『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』

木曜は読書記録の日。
今日は昨日に引き続き、本の紹介です。
ブログ夏休み&今週読了したのは4冊でした。
(09年目標100冊。現在75冊)


ブログ夏休み2週間+今週=3週間
あったのに、少なっ。


読書三昧の日を作ろうと思っていたら、
フツーの日の方が読んでる・・・・・・。
そんなものかもしれません。


そして、今週の一冊は、
『「赤毛のアン」に学ぶ幸福になる方法』(茂木健一郎 著)です。


本屋さんをふら〜っと歩いていたら
目に飛び込んできて、吸い込まれるように買った本。


赤毛のアン』は、
『少女ポリアンナ』と共に
子どもの頃から大好きで
本もTVアニメも映画も心に刻まれている作品です。


そのため、脳科学者である茂木さんが
どんな風に書いて分析しているのか
気になるところ。


茂木さんが『赤毛のアン』の世界を通して、
彼自身やその過去、社会を掘り下げて、
解説していきます。


女性の生き方、
宗教に関する考え方、
アンが日本でウケる訳など、
考えさせられることも多い。


一つの作品を丁寧に読み解いていくので、
懐かしい国語の授業を思い出しました。


茂木さんのフィルターが入ることで
新たな発見、共感、納得が生まれます。

生命力の衰えは、
おそらく「洗練」と結びついています。

(中略)

そもそも子どもとは、みっともなくぎこちない存在なのです。


自分の子ども時代や、
青春時代を振り返ってみても分かるように
皆ぎこちないし、
みっともなかったはずですよ。


人間の想像力を生み出す原動力となるものは、
何でしょう。


それは、幸福感よりもむしろ、欠乏感ではないでしょうか。

「アン」に描かれている明るい世界は、
日本の女性の憧れだったのでしょう。


また、先に見たような、自分に与えられた
「運命を受け入れる」という人生観やある種の潔さ、
つまりマシューやまりらの他者を受け入れるという優しさ、
あるいは逆境にあっても、
前向きに頑張っていくアンの姿。


そして、アンに学ぶ幸福になる方法として、
「ひたむきに生きて、前向きに構えて待つ」
ということや、次のことも書かれています。

日常でちょっと視点を変えて行動してみるだけでも、
新たな感動に出会える確率はグンと増します。


実際的な目的に沿ったことばかりの
ルーティンな毎日では、脳は成長しません。


たまには慣れた日常を飛び出し、
新しいことや新しい場所にチャレンジしてみる。


そんな小さな冒険心が、大切になってるくのです。


また、セレンディピティ(思わぬ幸運に偶然出会う能力)
を鍛える際に必要となるのは、
「行動・気づき・理解・受容」の4つなのだそうです。


たまには、自分に影響を与えた本や
それに関する本を読むのもいいですね。

過去の体験は、育てることができる。


自分がかつて心を動かされたものに
繰り返し立ち返ることによって、
その意味を耕し、
新たな生命を吹き込み、
省みては自分の現在の生活を充実させることができる。


【今日の1%】


たまには、自分に影響を与えた本を読み返す。