今週の読書記録<8月-1>私の原点!?『少女ポリアンナ』

木曜は読書記録の日。
今週読了したのは1冊でした。
(09年目標100冊。現在71冊)


今までに読んだ本を何冊か読み返してたので、
冊数としては、ちょっと少なめに。


そして、今週の一冊は、
『少女ポリアンナ
(作者:エリナー・ポーター、訳者:谷口由美子)です。


この本は、私の原点ともいえる本。
テレビアニメでも放送され、
小学生時代に、本も読んで、
その後の私にとても影響を与えました。


それは、「喜ぶゲーム」です。
アニメや昔読んだ本では、
よかった探し」や「幸せ探し」といった言葉だったような……。
訳者によって、ここは微妙に変化しているようです。


何はともあれ、この「喜ぶゲーム」がスゴイ。
どんなことにも、なにかしら“嬉しいこと・喜ぶことを探す”のです。


そもそもポリアンナが「幸せゲーム」を始めたのは、
教会の慈善箱に、ほしかった人形の代わりに松葉杖が入っており、
それを悲しんでいたら
牧師である彼女のお父さんが
「どんなものにも、喜べるものがないことはない。
 松葉杖が必要ないんだから、それを喜びなさい」

話をしたことがきっかけ。


彼女は何にでも、この「幸せゲーム」をするようになります。


ポリアンナというのは、恐ろしいほど天真爛漫です(笑)
今でいう空気の読めない女の子。
前半、あまりの周りの見えなさに、読みながらあきれつつも
だんだん引き込まれていきます。


どんなことも、ポジティブな部分を探して
そこをフォーカスするポリアンナ
“物おじする”という言葉をしらないようなポリアンナ
「幸せゲーム」でどんどん周りの人までもだんだん明るくし、
幸せな気持ちにさせていきます。


私は小学生のときに読んでから
何か落ち込むと「幸せゲーム」をやるようにしてきました。
全てではないですが、
これによって、救われてきたように思います。


私の性格にかなり影響しているのは
間違いありません。


と、書きつつ、昔のことを思い出し、よ〜く考えれば、
「母の戦略」だったようにも思えます。
学校で何かイヤなことがあって、母にグチグチ言っても、
ポリアンナ」という言葉をだしてきて、最後には
「よかったじゃない」ということにする。


う〜ん、母、やりますな。
特にママのみなさん、超おススメの本です。
親子で読んだら、一緒に「幸せゲーム」ができますよ♪


とっても久しぶりに「少女ポリアンナ」を読んで、
子どもの頃を思い出しつつ、
「幸せゲーム」もやる気満々です(笑)


ちょうど仕事で、
「なぬっ(怒)」とすることがありましたが、
ポリアンナのことを思い出し、
気持ちを切り替えることができました。


ポリアンナちゃん、すばらしいっ!


訳者のあとがきにありますが、
物語の作者エリナー・ホジマン・ポーターは
次のように言っていたそうです。

わたしは、いやなこと、つらいこと、
邪悪なことは、すべて切り捨てるべきだ、
などとは考えていません。


ただ、自分の知らない、いろいろなことを
楽しい気持ちで受け入れようとするほうが、
よっぽどいいと思うだけなのです


長い時を経て読むと、
これまた大好きな「赤毛のアン」と、
記憶が交錯していることがわかったり、
え? こんな展開??と思うこともあったりして
大変楽しめました。


「幸せゲーム」は、映画『おくりびと』の脚本家である
小山薫堂さんの『もったいない主義』に書いてあった
次のことにいきつのだと思います。

幸せとは、ものすごく大きな塊ではなく、
小さな喜びを重ねていくもの。


そう考えれば、幸せになるのはすごく簡単、
ささやかな幸運や人の好意に
敏感になるだけでいいのではないかと思います。


【今日の1%】


「幸せゲーム」をどんどんやってみる。