人の気持ちに沿ってみる。

野球の野茂英雄さんが一番うれしかった言葉は
「今度、飯でも食いにいくか」
だそうだ。

これは、
昨日の日経新聞(09年7月13日朝刊)の「春秋」から。

スポーツジャーナリストの二宮清純さんによれば、
選手に一番印象に残っている言葉を聞くと、
例外なく調子の悪いときにかけてもらった言葉を
挙げるという。


どん底時代のことほど記憶に残るんでしょうね」。

(中略)

なかでも「さあ、一緒にお茶でも飲もう」が気に入った。
そういえば、二宮さんによると
野球の野茂英雄さんが一番うれしかった言葉は
「今度、飯でも食いにいくか」
だそうだ。


渡米前ケガで2軍落ちしたとき、
練習場までやってきた評論家の
権藤博さんに誘われたという。


いろんな励ましの言葉よりも
そっと気持ちに沿う言葉と行動が、
どん底”の気持ちに優しく響くのでしょう。



そういえば、10年以上も前、
母に悩みを相談されたとき、
私は自分なりに一生懸命解決策を考え、
それを伝えたら、こんなことを言われてしまいました。


「そういう時は、
う〜ん、それは大変だね。
って、まず言うものよ!」


なぜか、お叱り(?)を受けた私。


確かコーチングを勉強すると、
まず相手の言葉を肯定する、
というようなことを、聞いたことがあります。


共感してもらうことで、
心が軽くなるというのは
よく考えれば不思議です。


相手のことを考えるがゆえに、
すぐに思いつく解決策を言いたくなりますが、
まず寄り添うことなんですね。


これからの人生、忘れたくないなと思った記事でした。


【今日の1%】


まず受け止める。