腕を組んではなりませぬ。

好きな人と、ではありません(笑)
自分自身の左右の腕を組むことです。


なんとなく体がだるいとき、
考え込んでしまうとき、
つい腕を組んでしまうことがあります。


腕を組むという態度は、
自分の心を閉ざして相手を受け入れないとか、
自信のなさの表れとかいいます。
本人にその気は全くなくても、
威張った印象をもたれて、
相手にマイナスな感情を持たせてしまうことがあるようです。


これは、友人から聞いた話です。
友人の会社の方が、“有名政治家”と
あるイベントの打ち合わせをしていたときのこと。


その人は、有名政治家の話を
腕を組んで聞いていたらしい。


後から、同行していた他の政治家から、
腕を組んで話を聞くとは何ごとか!」と
お叱りを受けたのだとか。


また、以前、私が参加した勝間和代さんのセミナーでは、
腕を組んで聞いている受講生に対し、


「腕を組んでいる方が5人ぐらいいるようです。
 私の力量が足りないのかもしれませんが、
 腕を組むと、心が閉ざされます。
 このセミナーを効果的なものにするために
 心を解放するためにも、
 腕を解いてください」


と、いうようなことをおっしゃいました。
通常の口調で
それも、
腕を組まない方がいい理由、
組まないことによって効果が上がるという話をするのが
勝間さんらしいなぁと思った記憶があります。

テーブルの上にあるカップやシュガーポットを端っこによけて、
テーブルに身を乗り出すようにして、
顔を近づけてくるのです。

「こんな感じでさぁ、
 人がなにか熱い思いを伝えたいときには、
 知らず知らずのうちに
 テーブルの上を片づけるんだよ」

(中略)

障害物を除いて、熱い思いを伝えようとするわけか・・・・・・。
 なるほどねえ」


『藤巻流 実践・巻き込み術』藤巻幸夫


気持ちは自然に態度に表れる、
ということなのでしょうね。


自分の腕が、
相手との障害物にならないように
気をつけます。



【今日の1%】


腕を組まない。