今週の読書記録<5月-2>


木曜は読書記録の日。
今週読了したのは2冊でした。
(09年目標100冊。現在48冊)


今回のお気に入りは、
『思考の整理学』(外山滋比古)です。


20年以上前に書かれたものですが、
びっくりするくらい
古さを感じさせません。


本の帯には、次のように書いてありました。

「“もっと若い時に読んでいれば…”
 そう思わずにはいられませんでした。

 さわや書店 松本大介さん
 1986年発売以来の超ロングセラー」


“目からウロコ”は少なかったけれど、
最近のビジネス書やセミナーで言われるような内容も多くて、
それが驚きでした。


印象に残ったのは、


「思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない。」


「思考の整理とは、いかにうまく忘れるか、である。」


「書き出したら、あまり、立ちとまらないで、どんどん先を急ぐ。
(中略)
 一瀉千里(いっしゃせんり)に書く。とにかく終りまで行ってしまう。」


「流行というのはそれくらい人の目をくるわすものですある。」


「修飾語を多くつけると、表現は弱くなる傾向をもっている。
(中略」)
 一般に、長い間、語り伝えられてきたおとぎ話などには、
 あまり形容詞がない」


「よく、考える、という。
 すこし考えて、
 うまくいかないと、
 あきらめてしまう。
 これでは本当にいい考えは
 浮かんでこない。
 もうだめだ、
 と半ばあきらめかけたところで、
 なお、投げないで考え続けていると、
 すばらしい着想が得られる。
 せいてはいけない。
 根気が必要である」


他にも、手帳の中でアイデアを小休止させることや
いかに忘れるかということ、
自分だけのことわざをつくること、
などが書いてあります。


本屋さんで、うろ〜っとしていた時、
目に飛び込んできた前述の帯に書いてあった文字と、
(やっぱり帯って大事ですね)
表紙の雰囲気、
確か誰かが薦めてらしたような記憶があり、
購入した本。


長年の体験に基づいた話には説得力がありました。



【今日の1%】


メモに日付を入れる。
文章を書き始めたら、とにかく終りまで書く。その後に推敲する。


今日の足跡

今夜は第2回目の「アートカフェ」に参加してきました♪
コーヒーとお菓子をいただきながら、
今回は抽象画を中心に、一枚ずつ一緒に鑑賞します。


いやぁ、面白かったです。


前回も思いましたが、
同じ絵に対して、
人って本当にそれぞれ全く違った感じ方、
とらえ方をするものなんですね。


その違った意見が、
自分の抱いたイメージに影響して、
深まったり、膨らんだり、方向が変わったり。


感情を言語化する難しさと楽しさ、
それを共有する面白さを、
またまた味わってきました。