ハンカチノキ
「ハンカチノキ」をご存じですか?
お休みの昨日、
ゆったりと公園を散歩しているときに見つけました。
確かに、名前の通り白い布がぶら下がっているよう。
形は面白いし、白さがきれいです。
なんといっても、名前がユニーク!
私は初めて対面した木でした。
近くにいた男の子(小学1年生くらいかな)が言いました。
「ハンカチってこうやってできるんだぁ!」
思わず笑みがこぼれます。かわいすぎるっ!!
この感性、かないませんね。
心の壁が低いというか、
まっすぐというか。
もちろん、私が先の男の子みたいな発言をしたら
ちょっと心配ですが(笑)、
感じたことを臆せず素直に口にする、
言葉で表現するっていいですね。
もちろん、
「何も考えずに、思ったことを口に出す」
ということとは違います。
かっこをつけすぎないというか。
純真というか。
ちなみに、「ハンカチノキ」を調べてみると
白い部分は花ではなく、
葉が変形した苞(ほう)なのだそうです。
先日の【今日の1%】で読むと書いていた
『女性の品格』(坂東眞理子著)では
上品な女性は「花の名前を知っている」のだそうです。
私の好みかもしれませんが、
日常の生活の折節のなかで、
自然の花や木の名前を知っている女性は、
とても奥ゆかしく魅力的に見えます。タレントや歌手の名前を知らない大人を、
若い人はバカにしますが、
そうした流行のタレントや歌の多くは2、3年で覚えられては忘れられ、
消えていきます。
それにくらべ草や木は何千年もこの土地に生き、
この国を彩ってきました。
そうした花や木の名前を知っているということは、
自然をいとおしむ態度に繋がります。
花や木の名前を知っている人は、
自然を丁寧に観察しているといっていいでしょう。『女性の品格』(坂東眞理子著)
以前、名前を知らない美しい花を見ながら
夫と話をしていた時のことです。
「私って多分、お母さんの半分もお花の名前を知らないだろうなぁ」
「え? 半分も知ってるの??」
「うっ・・・・・・」
痛いところをつかれました。
確かに半分も知らないかも。
私が大好きな新緑の季節です。
最近は、幹に名前の札がかかっていることが多いので
(便利でありがたいですよね)
意識しながら、植物を愛でたいと思います。
【今日の1%】
木や花の写真を撮るとき、
ネームプレートがあるものは、名前と一緒に撮る。