ドラマ「白洲次郎」
連休中、実家に居たとき
母が録画したNHKドラマスペシャル「白洲次郎」を観ました。
もともと、白洲正子さんの感性に憧れ、ファンの私。
お二人の住まいだった「武相荘」には2回訪れています。
正子さんを通じて、
夫である白洲次郎さんを知りました。
始めて白洲次郎さんの写真を見たのは、
Tシャツとジーンズ姿のもの。
昭和20〜30年代頃にして、
かっこよくはきこなす姿に目を奪われました。
ドラマは3話あり、1話と2話は放映済み。
第3話は8月だとか。
(白洲次郎役:伊勢谷友介さん 正子役:中谷美紀さん)
1話と2話は、白洲次郎さんの生い立ちから
イギリス留学、正子さんのとの出会い、結婚、
敗戦の頃まで。
印象的なシーンはいくつもありました。
(白洲次郎さん、かっこよすぎます)
その中で、私にとって意外性があって記憶に残っているのは
正子さんが朝帰りし、
次郎さんは吉田茂氏に呼ばれて向かうところです。
家の前の道で、
家事も3人の子どもの子育ても農業も夢中になれない正子さんは、
夫とのやりとりの中で感情的を高ぶらせて話をします。
正子:私は何をすべきかわからない! 自分が何者かも見失いそう。
次郎:俺だって「何をすべきか、何ができるか」をいつも考えている。
他人の言葉は気にするな。
君は君のままでいい。
そこに一番の価値がある。
君にしかできないことがきっとある。
(細かな言い回しは、違っているかもしれませんがお許しを)
私が、白洲正子さんに対するイメージは、
美を追及し、確かな目を持ち、自由人で、カッコイイ女性。
本当にこういった会話がされたかどうかは別として
その白洲正子さんですら、悩み、迷い、もがいていたことに
驚いて、少し安心して、やっぱりすごく驚きました。
自己を確立している人でも、
どうしていいか分からないことがある。
自分のエネルギーをどう使っていいか、
焦りにも近い気持ちが伝わってきました。
人間だから誰でも悩む、考え込むことがある。
あたり前か。
あたり前ですが、
私のイメージしていた白洲正子さんにはありえなかったので、
とても印象的なシーンになりました。
【今日の1%】
もがいたからこそ、見つかるものがある。
自分は何をすべきか、何ができるかを、常に考える。