かわいいって何ですか?

ロングセラー商品のふりかけ「のりたま」を
“かわいい”容器に入れた「手のりたま」という商品があります。


これは、4歳の女の子が持っているところ。


手のひらサイズで丸みをおび、
ひよこをキャラクターにした容器のふりかけです。


この商品を作った丸美屋の男性は、
10代後半〜20代前半の女性に向けて、
“かわいい”容器を作ったのだそうです。


しかし、この“かわいい”ってのがクセモノ。
「のりたま」のパッケージを小さくした容器を作っても
かわいくなかったのだとか。


そこで、“かわいい”という感覚をつかむために、
女子高校生とOLの方に、一人2000円を渡し、
あるお店で“かわいい”と思うものを
それぞれ買ってきてもらいました。


そして、
1、ピンク色
2、丸みをおびたキャラクター
という共通項を見出し、
最終的に今の「手のりたま」に行きついたのだそうです。


別の話です。
島田紳助さんの本に次のような文章がありました。

漫才師になることを目指していた頃、
僕は売れている先輩芸人の漫才をすべてノートに書きとめて、
どこでお客が笑うのか、
どこでお客は引いてしまうのか、
人が笑うパターンを徹底的に分析して、
自分の漫才のネタを練り上げていった。


『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』


心の中がモヤモヤしるときや
やることが一杯で焦っているとき、
言葉にすることで、スッキリしたり、
大したことなかったとわかることがあります。


なんとなく感じていること、思うことを
言葉でわかりやすく表現する。
そうして、「キモ」を掴んで、再現性を持たせる。


私にとって時間管理ができているということはどういうことなのか、
私のおいしいって何なのかなどなど、
感覚的なことを言葉にすることで、明確にして
明確にすることで、再現性を持たせ、
実行しやすくなるのだと思います。


少々高度なワザですが、
私も感覚的なことを言葉に落とし込んでいくことを
意識してみたいと思います。



【今日の1%】


感覚を明確な言葉にして、再現性を持たせる。