私の大切なもの

今ほど、パソコンを使っていなかった頃、
溜めこんだ新聞や雑誌の切り抜きを
時々「スクラップブック」に貼っていました。


名古屋で働いていた20代は、
勤め先に大きな不満はなく、一生懸命働きながらも


「私がずーっとしたい仕事じゃない。私の仕事って何だろう?」


と、思っていました。
会社の雰囲気や上司、先輩、同僚も好きでしたが、
違う世界を求めていました。


とはいっても、転職という具体的な行動には移せず
もんもんとしていた私を救ってくれたのが、
「福沢恵子さん」のコラムでした。


それは、会社に送ってくるOL向けのフリーペーパー『シティーリビング』に
連載されていました。


「こっそり作ろう『人脈マップ』」
「人を見る力を養う」「気分を変えたい時」「能力を形にする」
「ダテに歳をとらないために」「冷凍サンドイッチで節約ランチ」などなど


それまでの
「目の前の仕事を一生懸命取り組んで入れば未来が開けます」的なことだけでなく、
具体的に、女性の仕事をどう考えるか、
仕事に対する考え方、自己啓発の方法、ストレスとのつきあい方などが書かれていて、
毎回とても楽しみなコラムでした。


モチベーションが下がってきたり、
自分の将来に対して不安が増してきたりすると、
スクラップブックに貼ったコラムをよく読んでいました。


紆余曲折を経て、やりたい仕事に大きく近づくと
だんだんスクラップブックは読まなくなっていました。



「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール」


福沢恵子さんと勝間和代さんが著者の本です。
もちろん購入しました。
20代の頃の私を救ってくれた一人といっても過言ではない福沢さんと
30代の私にパワーを与えてくださっている勝間さん(本はほとんど持っています)。


このお二人の共著っていうだけで、
個人的に何だかとてもうれしい♪


昨年、この本を読みました。
会社勤めをしていく上のヒントがたくさんあります。
「そうかな」と思っていたことや言われればあたり前のことも、
文字になっていることで、妙に納得します。


いつか、お二人に直接お礼を言える日がきたらなと思っています。



【今日の1%】


元気と生き方のヒントをもらえる本を時々読み返す。