ドトールコーヒー鳥羽さんの立ち直り方

日経新聞の「私の履歴書」欄は、私の大好きなコーナー。
今月はドトールコーヒーの創業者である鳥羽博通氏です。


毎日とても楽しみに読んでおり、14日土曜日は特に印象的でした。



会社を設立して2年後、コーヒーの卸しだけでなく
茶店を開店しようと考えたとき、
700万円を騙し取られてしまいます。
裁判を起こしても、若い弁護士のうっかり発言も原因で
うまくいかず、結局700万円は取り返せませんでした。


自暴自棄に陥り、すさんだあとの立ち直り方がスゴイのです。



 ただ、騙した人間の人生が良くなって、
 騙された人間の人生が悪くなるのでは世の中の道理が通らない。

(中略)

 この世の中で、道理を通す為には自分がなにがなんでも
 成功しなければならない。


 そして、どこかで私を騙した人物に会った時、心から
 「お元気ですか」と言える人になろう。
 もし元気でなければ助けて上げよう。助けて上げた時、
 相手が真に人間としての心を取り戻せる筈だ


う〜ん、私ならこんな風に思えるだろうか。
恨むだけで終わらないだろうか。
立ち直っても、「騙した相手を見返す」止まりじゃないだろか、と思ってしまう。

 この世の中で、道理を通す為には自分がなにがなんでも
 成功しなければならない


鳥羽さんのように、一段階上がって世の中を見れるだろうか。


鳥羽さんのように考えられるように、私流にちょっと変化させてみました。


「私は、○○を頑張った。なのにこの現状では道理が通らない。
 道理を通す為には、自分がなにがなんでも成功しなければならない」


「成功」をどうとらえるかは、それぞれだと思いますが、
自分が満足いく状態にするために、そして、落ち込んだ時に、
立ち直るために使えそうです。


少々強引ですが、鳥羽さんならではの“熱さ”が、伝わってくるエピソードに
自分もその“熱”に近づきたいと思い、ちょっとマネしてしみました。


鳥羽さんはこの一件で、どんなにうまくいっている時でも
決しておごってはならないと悟ったそうです。



【今日の1%】

“熱い人”に素直に影響されてみよう。